酵素がもてはやされる理由…日本人は太りやすい民族だった

酵素の摂取で痩せ体質になる、と
様々なメディアで取り上げられ、有名になった酵素ダイエット。

私達日本人は体質的に特に酵素が必要な民族であると
研究でもわかっています。

同じ物を同じだけ食べても
太る人と太りにくい人がいますが、
その原因のひとつには「β3アドレナリン受容体」という
タンパク質を作る遺伝子の異常があります。

この「β3アドレナリン受容体」に「アドレナリン」というホルモンが
「脂肪を分解しなさい！」という命令を出すのですが、
このときに「β3アドレナリン受容体」に以異常があれば
脂肪を分解する働きがうまく作用しません。

そのため、「β3アドレナリン受容体」に異常がある人は
正常な人よりも太りやすく、
1日あたり約200kcalも基礎代謝量が少ない、と
肥満や糖尿病患者が多いピマ・インディアンという
アメリカ先住民の調査による研究結果から解っています。

実は日本人もこのピマ・インディアンのように
3人に1人の割合で「β3アドレナリン受容体」の異常があるというのです。

そう、私達日本人は太りやすい民族だったんです…；；

近年の食の欧米化により、急激に肥満度が増した日本人ですが、
他国の民族よりも体調に変化が起こりやすいからこそ
顕著に体に現れてしまったんですね。

昔の日本人はお刺身や生野菜、発酵食品などを食べて生活してきました。
それによって健康を維持してきましたが、
昨今の私たちは加熱調理したものや、
酵素を多く消費してしまう添加物の入った食品を多く食べています。

脂肪分解には酵素の力が必要不可欠。
普段の食生活に生野菜やフレッシュなジュースを取り入れ、
脂肪分解力を上げることが健康的に痩せることにつながるのです。

特に生野菜をたくさん食べることは
健康にもきれい痩せにも効果抜群！
といっても、なかなか生野菜を大量摂取することは難しいので、
ジュースにして飲むのがオススメ。

その時は、高速回転で熱を発してしまうミキサーではなく、
低速回転のジューサーを使用して
熱に弱い酵素を壊さず摂取できるジュースを作るようにしましょう。