約48度でその作用を失ってしまうとされている食物酵素。
ところが、青パパイヤの場合は「熱に強い酵素」を持っているといいます。
生食が基本とされている酵素の摂取方法ですが、
青パパイヤなら加熱調理をしてもしっかりと酵素を摂取できるというのは驚きですね。
「パパイン」という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
パパインとは、青パパイヤを切った時や、
皮の部分をナイフでチョンチョンと刺した時に出てくる白い液体に含まれ、
タンパク質を分解する働きを持っています。
しかしこのパパイン、青パパイヤには豊富に含まれるものの、
黄色い熟したパパイヤにはあまり含まれていないといいます。
実は私は数年前、仕事の関係でタイに少しの間住んでいたことがあるのですが、
青パパイヤも、フルーツの黄色いパパイヤも
市場に安く売っていたのでよく食べていました。
確かに、パパイヤを切った時、
青パパイヤからは白くて濃い乳液が出てきますが、
黄色いパパイヤから出てくる乳液は
青パパイヤに比べて薄くさらっとしていましたね。
この質の違いがパパイン含有量にも関係しているのかもしれません。
さて、そのパパインですが、
パパインの『最適な作用温度』は約40～50℃ですので、
よく言う食物酵素とほぼ同じぐらいの温度で一番活性化するということですね。
しかし、他の食物酵素と違うのが、
このパパインは、80～90℃でも失活しない（作用を失わない）ということ！
他の食物酵素にはない耐熱性があるんです。
つまり、生食が基本とされている酵素の摂取に対し
青パパイヤは加熱調理しても酵素が壊れないんです！
そして、パパインはタンパク質を分解する酵素なので、
硬いお肉をすぐに柔らかくするということで
お肉屋さんでは有名な調理方法として活用されているんだそう。
酢豚にパイナップルを入れるのも
酵素の多いことで知られるパイナップルの分解作用をうまく使っているわけですが、
青パパイヤの酵素の量はパイナップルの約6倍もあるんです！
しかもパパインには、
他のタンパク質分解酵素が持っていない働きがあることも注目です。
通常のタンパク質分解酵素の場合、特定のタンパク質しか分解できません。
例えば、お肉の中にはアクチン・ミオシン・コラーゲン…などなど、
ひとくちにタンパク質といっても数多くの種類が潜んでいるんですが、
パパインはこれらのタンパク質群をすべて分解してしまうという
強い分解力を持っているんだから、大したものです。
パパインに特化してお話してきましたが、
青パパイヤには「パパイン」以外の酵素も豊富です。
代表的なものとしては、
カタラーゼ…病気や老化を引き起こす活性酸素を消去したり、アルコールの分解を促進する
アミラーゼ…でんぷんを分解する
リパーゼ…脂肪を分解する
トレハラーゼ…体の免疫力を高める
など、数々の健康促進や美容に効果のある酵素が含まれているんです。
脂肪を分解する酵素が内臓についてしまった落ちにくい脂肪も分解し、
体脂肪を分解するのに効果的なんですね。
ちょっとさっきの話に戻りますが、
タイでは「ソムタム」という青パパイヤのサラダがよく食べられており、
特にダイエット中の女性には大人気のメニューです。
タイ人女性って本当に細くてスタイルの良い人が多いんですが、
これもパパイヤを日常的に摂取しているおかげなんじゃないでしょうか。
日本でも、沖縄地方ではパパイヤはよく食べられていますし、
「医者要らず」のお野菜とも言われているほど。
長寿の島、沖縄の健康的に長生きする秘訣も、パパイヤが深く関係しているんですね。
1つの種類の酵素であれば、1つの相手に対してしか作用しないのですが、
※詳しくは「酵素の働き」が劇的にわかる動画をご参考ください
青パパイヤにはひとくちに酵素といっても様々な種類が含まれているので
胃でも働き腸でも働き、
血液の中では血液中の不要物を分解しながら流れに乗って細胞へと運ばれ、
不要な細胞や病んでいる細胞のみを分解します。
このとき、健康な細胞には作用せず、不要なものをちゃんと見分けて
分解するという、非常に賢い性質があります。
これだけ揃っていれば、パパイヤはまさに
最強の酵素食品といえるのではないでしょうか。
健康にも、美容にも、ダイエットにも、
向かうところ敵なし！の万能食材ですね。
ですが、沖縄地方以外ではめったにその姿をお目にかかれないのが悲しい現状…
インターネット通販でも扱っている店は少なく、
期間限定で少量販売されている程度です。
その中で見つけたのがこだわり食材沖縄さん。
毎月20セット限定ですが、一年を通して青パパイヤの販売を行なっています。
この青パパイヤを使って、ぜひぜひパパイヤレシピに挑戦してみてくださいね！
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